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000台湾編




アジア諸国に於けるピーナッツ及びハムスター事情視察の一環として(ウソ)、99年の夏休み、東京の南西約2000キロに位置する中華民国(台湾)を訪れました。

国別ピーナッツの生産高が最も多いのは、インド。それに、中国、ナイジェリア、アメリカ合衆国と続きます。
ということは、漢民族の国・台湾なら、ピーナッツを使った食べ物もきっと豊富にあることでしょう。

さて、どんなピーナッツに出会えますか?





salt peanuts

やっぱりグローバルスナック

羽田から台北に向かう飛行機の中で、「花生米」と書かれた袋に入った、塩味のピーナッツが出ました。中国語でピーナッツは「花生」と書くことは頭に入っていたけれど、何ゆえ「米」??(後で調べると「花生米」とは「むいた落花生」という意味だそうです)。

機内のスナックとして定番ではありますが、私にとってはこれから訪れる土地の「花生」へ期待を駆り立ててくれる、格好の小道具に思えました。






peanuts soup

絶品!です

テレビCMでしょっちゅう目にするので、買ってみました。

peanuts soup canCMでは、手にするや否や、初老の女性が缶のまま大喜びで頬張る・・・という絵だったのですが、3つ折りになったスプーンがふたの裏側についており、なるほど、いつでもどこでも食べられます。

何かの上澄みのような透明に近い液体のなかに、小粒の水煮落花生がたくさん入っています。この液体ごと、柔らかいピーナッツを味わいます。

peanuts soup
温めても冷たくてもおいしいとのことですが、私は冷やして食べました

缶には「milk peanuts soup」とあり、原材料のひとつとして牛乳が示されてますが、この液体をミルクと呼ぶには余りに色が薄い。落花生の脂肪分のせいか、液体の表面には油が浮いて見えますが、べたべたした感じはしません。

ピーナッツ自身の甘みがよく引き出され、喉ごしも良い。食欲のない時でも、これなら大丈夫。栄養もありそうです。素朴で上品、まさに絶品。私にとっては、ゆで落花生を凌ぐ逸品に思えます。

町中の食べ物屋にもあったかも知れませんが、見つかりませんでした。ザンネン。

30元(120円ほど)






paste

らっかせいペースト

台南市の成功大学ちかくのとある食堂で、夜食を求めた折りにもピーナッツが・・・

「中国風サンドイッチのようなもの」と説明されましたが、「中国風タコス」と言えないこともない。肉まんの皮を平たくして二つ折りにしたものの間に、野菜やお肉が詰まっています。

食べてみてビックリ。なんとピーナッツペーストが野菜(レタスのような葉っぱと、薄切りの瓜のようなもの)と一緒に挟まっていました。つぶつぶ感を程良く残してあって、チャンク入りのピーナッツバターに食感は似ていますが、水飴の甘さはありません。強いて言えば、お味噌のような感じ。

しかし、これが意外にもしっくり来るんです。よく考えてみれば、豆+野菜+肉+でんぷんというコンビネーションは、私たちの普段の食事でお馴染みですね。ピーナッツは、おかずとしてもイケるということを再確認しました。

burger
左にあるのは豆乳。ヘルシーな夜食。






salad

中国語の名前が分かりません。ご存じの方、ぜひこちらまで。

ピーナッツのおかず登用ぶりを裏付ける一品。台北市の中正国際空港のセルフサービス式食堂で見つけました。

peanuts salad

茹でたピーナッツが、賽の目に切ったキュウリや人参、パプリカなどと一緒に和えてあります。ふっくらと大粒で一見したところ大豆ですが、どっこい、ピーナッツでした。炒め物などでピーナッツがちょこっと混じっている料理はガイドブックでも見ましたが、これは全くメインの食材という風情。気負わず、それでいて堂々としています。
ドレッシングは、フレンチドレッシングのようなあっさりとしたもの。日本の酢の物くらいの味加減でした。

これなら、普段の食事のメニューにも加えられそうです。

60元(240円ほど)






garlic P

ガーリック味の殻付きピーナッツ

台南市の夜市で、ピーナッツを売るおじさんを発見。

夜市は、日本で言うとフリーマーケットとお祭りの屋台と学園祭の出店が一緒になったような感じで、とてもおもしろいです。台湾の人はこうした夜市に出掛けては、夜食を見繕って食べるのだそうです。このほかに、朝・昼・晩と食べるといいますから、みなさんお腹が丈夫ですね。

数種類の殻付きピーナッツが入った大きなビニール袋を前に、赤銅色の肌をしたべらんめえ調のおじさん(外国人の耳でも標準語とは違うのがわかるくらい)が店番をしています。私が興味を示すと、ひとつひとつ試食させてくれました。煉瓦色の土のついたもの、日本のものよりやや白っぽいけど普通の殻付きのもの、味もいろいろです。

そして、青天のヘキレキだったのが、「ガーリック味のピーナッツ」
見た所は、普通の落花生と変わりません。袋を開けると極くわずかにガーリックパウダーの香り。そしてこわごわ殻を割って中身を食べてみると、な、なんと、お口いっぱいに広がるにんにくフレーバー。ただし、それもあくまで自然な風味です。日本のスナック菓子にあるような誇張された味ではありません。

P w/pepe
左側がガーリック味、右側がノーマル。ハムスターにネギやニンニクは厳禁なのですが、さすが見向きもしません。(モデル:ペペさん)


赤土が付いているもの。味わいはノーマルの物より深みがあります。もしやと思い、実を取り出して水をやってみましたが一週間以上経っても発芽しませんでした。(モデル:ソノコさん)
P w/sonoko

それにしても一体どうやって作っているんでしょう?殻そのものはさほど臭くなく、それでいて豆自身にはしっかりとにんにくの味と香りがついています。口に入れると分かります。これは、まるで密室殺人のトリックのよう・・・。

検疫で引っかかったらどうしよう、とかすかに不安を抱きつつもごっそり買って帰りました。

100グラムあたり10元(ぐらいだったはず)






cookie

ピーナッツクッキー

日本では余りお目に掛からないような、下手をすると「キワモノ」扱いされかねないものばかり紹介してしまいましたが、これは日本のスーパーにあっても違和感はないでしょう。

peanuts salad

中国語で「煎餅」は、クッキーのことです。卵の香りのする甘い薄焼きクッキーの中に、小粒のピーナッツが入っています。岩手の「南部煎餅」にもこうしたピーナッツの詰まったものがありましたっけ。

25元(100円ほど)





Dou Hua

台湾に行ったら是非お試しを

これはピーナッツがメインではないのですが、とても気に入ったので紹介します。

「豆花」は、台湾の夏の代表的なオヤツ。見た目は杏仁豆腐に似た白っぽいゲルですが、味は全く違います。非常に柔らかくてなめらかな豆腐をイメージして下さい。(豆乳に凝固剤を加えて固めて作るそうです)。
それを掬い取って、上からシロップや小豆餡などをかけて頂きます。さっぱりとした食感とあっさりした甘みが、外の暑さをひととき忘れさせてくれます。その控えめなたたずまいから、亜熱帯の国とはいえやはり東アジアであることを感じてしまいます。

Dou Hua
これはピーナッツではなく「珍珠」という、タピオカ似のものをトッピングした「豆花」。三温糖を煮詰めた汁がかかっていて美味。

さて、この「豆花」のトッピングのひとつにピーナッツの煮たものがあるのです。粒粒のままで、お多福豆の煮たものに似ています。
しかし、目にしただけで食べるチャンスを逸してしまいました。かえすがえすも残念・・・

「豆花」が俄然気になるあなたはこちらをご覧下さい

20元(80円ほど)





ほんの数日の滞在でしたが、おもしろいピーナッツをあれこれ見つけることができました。きっと他にもたくさんのピーナッツがあると思います。

中華料理ではピーナッツから搾った油を使うことがあると言いますし(香ばしくておいしいらしい)、中国語の辞書を引いたところ「花生餅」なる言葉も見られ、これは「落花生のカス 肥料に用いる」のだそうです!

こんなふうに、いろいろな工夫のされ方をしているピーナッツ、きっと台湾のみなさんに愛されているのでしょう。





taiwanese girls
成功大学のみなさん、お世話になりました!



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