ガーリック味の殻付きピーナッツ
台南市の夜市で、ピーナッツを売るおじさんを発見。
夜市は、日本で言うとフリーマーケットとお祭りの屋台と学園祭の出店が一緒になったような感じで、とてもおもしろいです。台湾の人はこうした夜市に出掛けては、夜食を見繕って食べるのだそうです。このほかに、朝・昼・晩と食べるといいますから、みなさんお腹が丈夫ですね。
数種類の殻付きピーナッツが入った大きなビニール袋を前に、赤銅色の肌をしたべらんめえ調のおじさん(外国人の耳でも標準語とは違うのがわかるくらい)が店番をしています。私が興味を示すと、ひとつひとつ試食させてくれました。煉瓦色の土のついたもの、日本のものよりやや白っぽいけど普通の殻付きのもの、味もいろいろです。
そして、青天のヘキレキだったのが、「ガーリック味のピーナッツ」。
見た所は、普通の落花生と変わりません。袋を開けると極くわずかにガーリックパウダーの香り。そしてこわごわ殻を割って中身を食べてみると、な、なんと、お口いっぱいに広がるにんにくフレーバー。ただし、それもあくまで自然な風味です。日本のスナック菓子にあるような誇張された味ではありません。
|
左側がガーリック味、右側がノーマル。ハムスターにネギやニンニクは厳禁なのですが、さすが見向きもしません。(モデル:ペペさん)
|
赤土が付いているもの。味わいはノーマルの物より深みがあります。もしやと思い、実を取り出して水をやってみましたが一週間以上経っても発芽しませんでした。(モデル:ソノコさん)
|
|
それにしても一体どうやって作っているんでしょう?殻そのものはさほど臭くなく、それでいて豆自身にはしっかりとにんにくの味と香りがついています。口に入れると分かります。これは、まるで密室殺人のトリックのよう・・・。
検疫で引っかかったらどうしよう、とかすかに不安を抱きつつもごっそり買って帰りました。
100グラムあたり10元(ぐらいだったはず)
|